畳床を選ぶ

普段は目にしない畳床。畳ってわらとい草で出来てるものと思いがちですが、近年ではさまざまな材料で作られている畳床があります。その種類によって耐久性・クッション性・保温効果・価格などに違いがあります。畳床は一度新調すると20年~25年使用することができます。ここでは畳床の種類と特徴・おすすめ使用用途をご紹介いたします。

わら床とは

わら床1級 写真
わら床1級品 5層 1畳あたり16,000円+税
わら床1級 レーダーチャート
わら床3級 写真
わら床3級品 3層 1畳あたり11,000円+税
わら床3級 レーダーチャート

わらでできた畳床は、日本で昔から使われている天然素材100%の畳床です。高さ40センチのわらを5センチにまで圧縮して作られています。他の畳床に比べ適度なクッション性があり吸湿・放湿性・吸音性・断熱・保温効果に優れています。またへこんだ時など修繕がしやすいので長く使用できる特徴があります。使用感においては、わら床に勝るものはありません。わら床3級品は3層、1級品は5層仕立てになっており、層が多い方が耐久性があがります。近年ではマンションなど気密性の高い住宅が増えており、こまめな換気と清掃を怠るとカビやダニが発生してしまうことがあります。しかし、カビやダニの問題はわら床に限ったことではなく、気密性の高い住宅で換気や掃除を怠ると建材床やカーペット、フローリングでも発生します。

おすすめの用途

  • わら床にこだわりたい方
  • 使用感を重視する方
  • 寝室・居間などあらゆる部屋に

わらサンドとは

わらサンド 写真
わらサンド  1畳あたり9,000円+税

わらサンド レーダーチャート

わらサンドはわらでポリエチレンホームを挟んだ畳床です。特徴はわら床には劣りますがわら床に近い質感は残しつつポリエチレンホームにより保温・断熱性・防音性に優れています。わら床に比べ安価ですが、出入り口など畳に負荷がかかるところは潰れやすく、へたりだすと腰の抜けが早いので耐久性は劣ります。

おすすめの用途

  • わら床の質感を残しつつ価格を抑えたい方
  • 1階など底冷えする部屋
  • マンションやアパートで防音効果を重視する方

建材床 オールボードとは

オールボード 写真
オールボード 1畳あたり7,500円+税
オールボード レーダーチャート

建材床はインシュレーションボードと呼ばれ木材を砕いたものをでんぷんで固めて作られています。わらを使用していない分安価です。耐久性はありますが、すべて硬い素材で作られているので使用感は硬いです。また吸湿性・放湿性は低いです。

建材床 ボード+発砲とは

ボード発砲 写真
ボード+発砲  1畳あたり6,800円+税
ボード発砲 レーダーチャート

インシュレーションボードでポリエチレンホームを挟んだ物です。建材床と言えば大体この床で、安価なため新築の住宅やアパートなどはほとんどこの建材床が使われています。工業製品で大量生産が可能なので、価格が安いことが最大のメリットです。ポリエチレンホームにより断熱効果はありますが、わら床には劣ります。使用感は硬く、吸湿性・放湿性は低いです。ポリエチレンホームを使用しているのでへたりやすく耐久性は落ちます。

おすすめの用途

  • 価格重視の方

ケナフマットとは

ケナフボード 写真
ケフナマット 1畳あたり8,500円+税
ケナフボード レーダーチャート

インシュレーションボードに新開発のケナフマットを重ねた建材床です。ケナフマットとは、ケナフとヤシの繊維とポリエステル繊維を加工したボードです。特徴は従来の建材床にはない、柔らかい使用感です。断熱効果や耐久性もあり、バランスの取れた仕上がりとなっております。

おすすめの用途

  • 価格を抑えつつ質感にもこだわりたい方
  • 寝室・居間などあらゆる部屋に

畳表(ゴザ)の種類・選び方

畳表の種類・選び方についてはこちらをご覧ください

畳表の選び方 写真
畳表の種類と選び方はこちら

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