少しづつ暖かい日が増えてきて、そろそろ春の訪れ、気持ちもなんだかウキウキしてきますよね。しかし、春先はウキウキ気分を一気に憂鬱にしてしまう花粉シーズンでもあります。
家の中に居ても花粉症の症状が出てしまうことはありませんか？花粉は外だけでなく家の中にも潜んでいます。特に寝室に花粉が舞っていると、鼻づまりやくしゃみのせいで睡眠不足に陥ることも・・・少しでも花粉症の症状を和らげるように効果的な和室のお掃除の方法をご紹介します。
家の中の花粉はどこにいるの
外出の際に衣服や髪の毛に花粉が付着したまま帰宅したり、洗濯物を外干ししたり、玄関先で来客の対応をしたときなど、花粉はちょっとした隙をみて、室内に入り込んできます。では花粉は室内のどこに潜んでいるのでしょうか。花王の生活者研究センターの発表資料によると室内の花粉が最も多い場所は床面で全体の５５％を占めているそうです。床に落ちた花粉を舞い上がらせる前にしっかりと掃除することが大切ですね。
畳のお手入れの基本
掃除機や拭き掃除をするときは、必ず畳の目に沿うようにするのが畳掃除の基本です。目に逆らって掃除をすると、畳の隙間にゴミが入り込んだり、い草がちぎれたり、畳の傷みの原因になります。
また畳は水分が苦手です。拭き掃除をする場合は乾拭きか、雑巾を固く絞って使ってください。水ぶきの後は風通しを良くしてしっかりと乾かしましょう。
花粉シーズンの畳の掃除方法
花粉は、人の動きや空気の流れで舞い上がります。掃除をするなら人が動き出す前の朝一が最適です。掃除機の排気で花粉を舞い上げないよう入り口から始めます。畳の目に沿ってゆっくりかけるのがポイントです。畳１枚につき４０秒～６０秒が目安です。この時、空気清浄機をハイパワーで回しながら掃除をすると舞い上がった花粉を吸いこんでくれるので効果的です。
寝室のお掃除
寝室はお布団を敷いているので、朝一の掃除はできませんよね？そんな時はお布団を上げた後、しばらく時間をおいてから掃除をすれば大丈夫です。日本アレルギー協会によると室内で舞ってしまった花粉は1秒間に1.9㎝の速さで落下するそうです。花粉はホコリに比べ粒子が大きいので、早いスピードで床に落下するんですね。無風の状態で３分ほど経てば、床掃除をスタートできます。
畳を拭き掃除をする場合
畳の拭き掃除は乾拭きが基本ですが、汚れが気になるときや花粉除去には水拭きが効果的です。畳は水分が苦手なので雑巾はしっかりと固く絞ってください。掃除機の時と同様に畳の目に沿って拭いてください。拭き掃除が終わった後は換気をして畳を乾かすのですが、花粉シーズンは窓を開けられませんよね。そんな時は、扇風機やサーキュレーターを回して畳を乾かしてください。
花粉シーズンはハウスダストにご用心
花粉シーズンは花粉で粘膜が傷ついているので、ホコリ・ダニなどのハウスダストにも敏感に反応してしまいます。床面だけでなく、家具と家具の隙間や電化製品の周りなど、ホコリのたまりやすい場所をこまめに掃除することが大切です。
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