畳のカビ対策とカビが生えてしまった時の対処法

掃除 イラスト 畳のお手入れ

カビの発生しやすい条件とは

カビは空気中のどこにでも漂っていますが、下記の3つのカビの発生条件がそろうと爆発的に繁殖してしまいます。

  • 気温が20度~30度
  • 湿度が60%以上(80%以上になると一気に繁殖)
  • 食べカスやホコリなど、カビの栄養となるもの

梅雨だけでなく6月~10月ごろまでは湿度と気温が高くカビの最も繁殖しやすいシーズンなので要注意です。

しかし、近年では気密性の高い住宅が増え、生活環境も整っているため、冬でも室内を暖かく保つことができ、加湿器をたいたりして、湿度も高いため1年中室内のカビ対策が必要となってきます。

カビ対策のポイント

カビ対策 その1 湿度をさげる

湿度を下げるためには窓をあけて換気をするのが一番です。晴れの日は、こまめに窓をあけて換気しましょう。部屋の隅に湿気が溜まらないよう扇風機やサーキュレーターで空気を循環させることも、おすすめです。

逆に雨の日は窓を開けてしまうと、室内の湿度を上げてしまうので要注意です。雨の日は除湿器やエアコンのドライ機能を使って湿度を60%以下に下げましょう。

カビ対策 その2 こまめな掃除

カビが繁殖する条件には栄養分があります。カビの栄養分とは、食品の食べかすや、人の髪の毛や皮膚、ホコリやダニの死骸です。これらをこまめに掃除して除去しましょう。

畳の掃除の仕方

畳を清潔に保つには、毎日掃除機をかけることが有効的です。畳の目に詰まったホコリをかき出すため、畳の目に沿って、畳1枚当たり40秒ほどかけてゆっくりと掃除機をかけましょう。

もし、汚れがある場合は、固く絞った雑巾で水拭きをします。この時も畳の目に沿って拭きましょう。水拭きをすると畳が湿気を吸ってしまうので、水拭きをした後は窓を開けて換気をしながら、畳に扇風機で風を送り乾燥させます。

畳にカビが生えてしまった時の対処法

畳の表面にカビが生えた場合

【用意するもの】

  •  消毒用アルコール(エタノール濃度70~80%のもの)
  •  スプレー容器
  •  ぞうきん
  •  ブラシ
  •  小分けの容器(使い捨てのプラスチック容器)
  •  マスク・ゴム手袋

掃除をする前に窓をあけて換気をしながら掃除をします。

【手順1】

消毒用アルコールをカビ全体にスプレーし、15分放置します。

【手順2】

小分け容器に入れた消毒用アルコールに浸したブラシで、畳の目に沿って、カビをかき出します。ブラシを小分け容器に入れた消毒用アルコールの中で洗います。

消毒用アルコールが汚れた場合は、新しいものと入れかえます。

【手順3】

消毒用アルコールを吹きつけながら、乾いたぞうきんで、畳の目に沿って拭きます。

【手順4】

よく乾燥させて終了です。

畳全体にカビが生えた場合

畳の表面だけでなく畳全体や畳床にもカビが生えた場合は、畳替えをして新しい物に交換するしかありません。

お住いの住居環境によっては、こまめな換気や掃除をしても、カビの発生を抑えられない場合があります。そのような場合は、カビの生えにくい畳などもございますので、ご相談ください。

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